海へ

河原まで
昨日出会ったばかりの
よのさんラピさん夫婦の車に乗せてもらい
そのまま2人はスーパーへ向かい
俺は真夏日の小田原を、海まで歩く
東海道本線でここまでくる途中に
車窓から一瞬海が見えたとき
なぜか、なみだが出そうになった
山があり、河が流れ それが海まで続いている
それは一つの日本の原風景であるから
はじめての街を歩くときにも
まるで故郷にいるような錯覚をおこしてしまう
ビーチサンダルの足は汚れ
煙草を売る店は見当たらず
ポケットのなかでライターを握りしめ
七月の太陽に後頭部を撃たれながら
海まで 
もう少し










コメント