暇だ

夜の準備も終わり
朝から飲みはじめている
少し肌寒いので作業着を出す
ライフワークにしているコンピューターゲームもライブの前後にはまったく興味がなくなる
家で一人で歌っていれば100点を出すのは容易いが
電車の乗り、リハを終え、挨拶をしたり作り笑いをしていうるうちに
一体何に呑まれるというのだろうか
外で、ステージで100点を出すのは困難になってくる
当たり前に弾けていたギターが少しぎこちなくなったり
集中が乱れたりする
何が違うのだろう 家と外では
そりゃ違うわな
ライブハウスではパンツ一丁で歌うというわけにはいかない
やってもいいがわざとパンツ一丁になる必要がない
奇をてらった感じになるのは本意ではない パンツでも裸でも別にいいけど
やはり外出とは、何かが多少外向きであり、かっこつけているだろう
一人で歌っていればただ、自分が歌になるようにということだけに集中している
なぜかというと、それがすごく気持ちいいからだ
一般的な社会になかに活躍の場のない自分が、自分であってよい場所
それが歌っている時間だ
普段停止している体中の細胞がピコピコと言い出して回路が反応し自分が完全になる
しかし外にそれを妨げるのは、何か
俺の緊張である
俺の都合で勝手にリラックスしないのである
これはみんなを信用して預けていないということかも知れない
1つには緊張を和らげる為の酒というものがあるがこれは飲みすぎると仇になる
己の繊細な感覚がおじゃんになるということは
見ている人の繊細な感覚を無視するということでもあるかもしれない
それで多くの失敗をかさねてきた
すまん
歌があってもそれほどまともな人間ではないのに
歌がなければ例えば犯罪に関わるようなもっとよくない人間であったかも知れない
まあしかし現実のいろいろな場面でまだ自分は酒を必要とするが
飲みすぎた翌日は空けたりもして
その酒が抜けてて「いまはもう飲みたくない」という時はだいたいステージが上手くいっている。
用意も終わったしゲームもする気がないので暇だ。






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